塗装治具

精密な電鋳技術と熟練の職人技術

精密な電鋳技術

塗装治具に使う電鋳の作業風景

マスク治具を製作する際、アテネのコア技術である、電鋳の反転を利用します。それによって立体的な形状への対応や、精密な精度を出す事ができ、塗装や、蒸着の品質の向上を図る事ができます。
精密な見切りの精度を出し、お客様の作業環境や作業性を考慮した構造を提案する事によって、お客様に満足の頂けるマスク治具を提供してきました。

電鋳技術を利用する事の利点

  • 複雑な形状への対応が可能
  • 精密な見切りの精度出しが可能
  • 同形状で複数のマスク製作が可能

板金塗装治具、樹脂塗装治具との違い


熟練の職人技術

塗装治具の組立作業写真

1970年に塗装治具の生産を開始して以来40年以上に渡って、お客様の塗装、蒸着の品質向上の為、マスク治具の製作を続けてきました。
いくら技術が進歩しても、ワークに対して最適な、作業性、生産性の良いマスク治具の製作をするには、長年の経験によるノウハウが必要です。弊社にはベテランの職人が現役で在籍しており、若手にも技術の伝承を積極的に行っています。

塗装治具の製作工程

打ち合わせ
打合せ

まずはお客様との打ち合わせによって、マスク治具全体の構想を決めていきます。
お客様の生産環境や、素材の性質にあわせた提案をさせて頂きます。

データ作成
データ作成

お客様から製品の3Dデータを頂ければ、納期短縮の為、治具構想、抜き角度の検証、周辺部品の設計などを先行して行います。

板金・溶接
板金・溶接

治具構想を基に受台、架台、マスクフレーム、H/V(手動昇降)ユニットなどを作り上げていきます。

見切り仕上げ
見切り仕上げ

製品から反転した電鋳と、板金工程で完成したフレームを組付けます。治具の品質を決めると言っても過言ではない見切り仕上げと調整を行います。
お客様の求める品質に仕上げるには、職人の技術は欠かせません。アテネが誇る職人の集大成です。

検査、品質管理
検査、品質管理

治具が完成したら、社内の塗装試験ブースによる検査を行います。
見切りの精度、アタリ傷、吹き込みなどを確認し、最高品質の治具を完成させます。

職人インタビュー

職人プロフィール

第二事業部 生産部 特機課 課長
小田代 利幸
1980年、アテネに入社。以来35年に渡ってアテネで塗装の治具を作り続ける。小田代のアイデアによる機構が使われている塗装治具が、世の中には無数に存在する。
部下曰く「できないと言わない純粋な人」
純粋に本日の星座占いをよく信じ込む

ー この業界に入ったきっかけは?

近所のおばさんの紹介で入ったというのが正直なところ。もの作りはプラモデルを作ったりしていた事もあって好きだったし、いいかなって。最初はすぐに辞めようと思ってたんだよ。でもおばさんの顔もあるし1年は続けようって。
でも製作をしているうちに、
「ここ、もうちょっと簡単にできないか?」
「このところ、もう少し工夫できないか?」
「こうすればもっと作業しやすくなるんじゃないか?」
って考えてたら、楽しくなってきて、気が付いたら35年経っていたね。

ー 様々は工夫をしながら治具の製作をされていると思いますが、
    気を付けている事はありますか?

やっぱり塗装作業する際の「作業性」にはこだわって作っているね。見切りがきれいに出る事は当然として、作業がしづらいと治具の意味が無いからね。
あと、アテネの電鋳技術はきれいに反転しているから、塗装治具を作る中で、はんだの付け方とか溶接とか、反転したものにひずみが出ない様に気を付けている。せっかくのアテネの技術も治具を作る段階でそれを生かすも殺すも職人の腕次第だから。

ー どんな人に塗装治具を使って欲しいですか?

さっきも話した様に、塗装治具を製作する段階で「作業性」には工夫を凝らして作ってるから、「作業が楽になった」って感じてくれる人に使って欲しいね。それでお客様の作業時間が短縮されて、早く家に帰れる様になれば、こちらも嬉しい。自分も仕事の効率を工夫して早く帰ろうと努力しているしね。

部下より

ー 小田代さんってどんな方ですか?

「純粋な人」ですね。あと、お客様との打ち合わせの中で「できない」って言葉をまず言わない。実績が無い事でも「どうすればできるのか?」っていう事を考え抜いて、それで本当に出来てしまうところがすごい。自分の「できる」っていう感覚に信念を持っているんだと思います。
私は営業で、現地立会の対応をして頂く事があるんですが、その場で完結させないといけないプレッシャーを長年経験している方だから、臨機応変の対応にはいつも助けられています。